2009年05月08日
「子供の情景」ホロヴィッツ
Category : CD(シューマン)
ホロヴィッツの「ウラディミール・ホロヴィッツの芸術」。ショパン、スクリャービン、スカルラッティ、シューベルト、ラフマニノフ、リスト、ベートーヴェン、ワーグナー、クレメンティといった作曲家たちの曲が収められている3枚組です。シューマンは「アラベスク」「子供の情景」「クララ・ヴィークの主題による変奏曲」の3作。
ホロヴィッツについては噂を聞くばかりで奇抜な演奏をするイメージしか持っていなかったのですが、このCDに収められている「子供の情景」は優しくて暖か。静かに包み込んでくれるようで、こんなに素敵な演奏をするピアニストだったのかと驚きました。
ホロヴィッツ演奏のシューマンの曲だけのCDならこちら。「トッカータ 作品7」「子供の情景」「クライスレリアーナ」「アラベスク」「花の歌」が収められている「シューマン:子供の情景」。録音は上のCDと一緒なのかしら?
ウラディミール・ホロヴィッツ(Vladimir Samoilovich Horowitz 1903-1989)
ウクライナに生まれ、主にアメリカで活躍したピアニスト。
ショパン、リスト、シューマン、ラフマニノフなどのロマン派の作品で有名だが
実際のレパートリーとしては、古典から近現代の作曲まで非常に幅広い。
1960年代~1970年代前半に録音したショパン、シューマン、ラフマニノフ、
スカルラッティなどのCDは、現在でも最高の名盤に数えられている。
*関連記事*
「エチュード」ホロヴィッツ
Comments are closed.