2009年06月26日
「エチュード」ポリーニ
Category : CD(ショパン) | コメントは受け付けていません。
マウリツィオ・ポリーニの「ショパン:12の練習曲 作品10/作品25」。
全27曲ある練習曲のうち、作品10と作品25の合計24曲の演奏。「エチュード(練習曲)」という名称ではありますが、このショパンの練習曲は高度な技術と芸術的センスを必要とする完成された、演奏会でも取り上げられることも多い作品群です。
あまりショパンは好みではなかった私が一気にショパンに開眼したのは、中学の頃に家にあったこのCDを聴いてから。(当時はレコードでしたが) かけた途端、最初の作品10-1の華麗さにノックアウト。いつか自分もエチュードを全曲弾けるようになりたい… と憧れるようになったきっかけのCDです。
ポリーニには不得意な曲はなかったのでしょうか。帯についていたという「これ以上何をお望みですか?」という言葉は、この演奏にまさにぴったり。どんな難曲も易々と弾き切ってしまうとは、本当に素晴らしいです。ポリーニのエチュードは完璧ですね。
マウリツィオ・ポリーニ(Maurizio Pollini 1942年- )
イタリアのミラノ出身のピアニスト。
1957年、15歳でジュネーブ国際コンクールで第2位(この時マルタ・アルゲリッチが女性部門で1位)
1958年、同コンクールで1位なしの第2位。
1959年、ポッツォーリ・コンクールで優勝。
1960年、18歳で第6回ショパン国際ピアノコンクールに優勝。
レパートリーは、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、シューマン、ストラヴィンスキーなど。
ブーレーズやウェーベルンといった現代音楽にも積極的に取り組む。
2009年06月19日
レッスン日記13
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Tags : ショパン・エチュード, バッハ・平均律
3週間ぶりのレッスン。今回からはショパンのエチュードです。
op.10-4か、op.10-12(革命)で、最後まで迷ってたんですが、どちらも同時に譜読みをし始めたら、革命の方が一歩早く曲らしくなってきたので、こっちを見てもらうことに決めました。
どっちも♯やら♭やらでえらいこっちゃって感じなんですけど… ダブルシャープになったかと思えばナチュラルになって、またシャープ! その隣はフラット! もうワケ分からんーー! CDを聴いても、速すぎて全然参考にならないんですよねえ。実際に音を出しても、「こんな妙な音あったっけ…?」「これが本当に私が知ってるあの曲になるの…?」という状態。
エチュード(練習曲)って、譜読みのとこからしっかり練習だったのね。
と、妙なところで感心(そしてげんなり)しつつ。
まあ、でも「革命」はとっつきやすいかもしれないです。凄いスピードだというのを除けば、「別れの曲」よりも弾きやすいような気がします。問題は、有名な曲だけに、みんな知ってるってことですね。ヘタクソなのが、ご近所にバレバレだー。
バッハの平均律の方は、9番のフーガ。まだイマイチなんですけど、こっちは次までにはなんとかなるでしょう。それが終わったらシンフォニアをやる予定。
先生が「平均律、いけるような気もするんだけどねえー」と言って下さるのが、しみじみと嬉しい今日この頃。「音もバッハに向いてるし」というのも、褒められてるのかどうかよく分かりませんが(笑)、やっぱり嬉しい。もしかして、きまじめな音なのかな。普通だったらショパンに向いてるって言われた方が嬉しいでしょうけど、私はバッハに向いてると言われる方が断然嬉しい!
バッハのピアノ曲は、やれる限り全部やりたいな。インベンションでもシンフォニアでも、フランス組曲でもイギリス組曲でも、イタリア協奏曲でも! そしていずれは、ゴルトベルク協奏曲! …なあんて考えてると、1日中ずっとピアノが弾きたくて仕方なくなってしまって、ピアノの日は結局1日ピアノ漬けです。
次回予告…ショパン「エチュード」革命+バッハ「平均律」9番フーガ