2009年10月23日

「シンフォニア」ウェーバージンケ

Category : CD(バッハ) 

私がバッハのシンフォニアを弾く時に参考にしているCDがこれです。アマデウス・ウェーバージンケの「バッハ:インヴェンションとシンフォニア」。

「インヴェンションとシンフォニア」は、バッハが自分の息子・ヴィルヘルム・フリーデマンのために作ったという練習曲集であり、それぞれ15の調で作られた15曲ずつが収められています。ちなみに「インベンション」とは2声体の鍵盤楽曲、そして「シンフォニア」とは3声体の鍵盤楽曲のこと。ポリフォニーや対位法を学ぶには最適の教材であり、なおかつ高い音楽的価値もあるという作品群。
バッハの曲は弾く人間によってまた違う表情を見せますし、それが1つの魅力だとも思うのですが、例えば装飾の多いアンドラーシュ・シフの演奏や、独創的なグレン・グールドの演奏を、現在バッハの曲を学習している人間が参考にするというのは、なかなか難しそう。その点、このCDに収められていウェーバージンケの演奏はシンプルでオーソドックス。主旋律が美しく流れてくる丁寧な演奏。学習者にとってこれはとても参考になる演奏なのではないかと思います。

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アマデウス・ウェーバージンケ(Amadeus Webersinke 1920-2005)
  チェコ生まれで、旧東ドイツを中心に活躍したピアニスト、オルガニスト。
  バッハの権威として名高い。

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