2010年02月05日

「エチュード」フランソワ

Category : CD(ショパン) 

サンソン・フランソワによる「ショパン:27の練習曲」。
他のどんなピアニストとも違う個性的なサンソン・フランソワによるショパンのエチュードは、やはりサンソン・フランソワならではの自由奔放な演奏でした。こんなピアニストやっぱり他にはいない! 楽譜通りに弾いてるとは言えない部分も多いので、子供の頃に初めてサンソン・フランソワの演奏を聴いた時はかなり驚いたし、拒絶反応もあったのですが、今改めて聴いてみると、彼ならではの感性がキラキラ光っているみたい。やっぱり素敵。あくまでもクラシックでありながら、ジャズのテイストも感じさせる演奏。CDなら同じ演奏が繰り返し聴けるけど、きっと二度同じような演奏をすることなんて彼にはなかったんでしょうね。演奏技術的に相当高度な土台があってこそのこの演奏なのでしょう。まさに天才肌のピアニストだったのでしょうね。
ただ、この人の演奏は、現在ピアノを練習している学習者の参考にはならないし、最初の1枚として聴くものでもないでしょうね。ポリーニの模範的な演奏に息苦しさを感じている人には、一服の涼風となるかもしれませんが。(それは私だ・笑)

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サンソン・フランソワ(Samson François 1924-1970)
  戦後フランスを代表するピアニストの1人。
  早くから天才と言われ、アルフレッド・コルトーに見出される。
  1943年、第1回ロン=ティボー国際コンクールで優勝。
  レパートリーは、ショパンやドビュッシー、ラヴェルなど。
  他の演奏家とは一線を画す、非常に独特で個性的な演奏で有名。

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