2010年05月29日

レッスン日記33

Category : レッスン日記 | Comments (2)  
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3週間ぶりのレッスン。少し肌寒いけど、よく晴れてていいお天気。でも3週間あくと、やっぱりちょっとダレちゃう。2週間おきのレッスンがベストだなあ。

まずバッハのシンフォニアの14番。前回のレッスン以降、テーマがきちんと聞こえてくることをまず第一に練習してて(まあ、これが一番の基本だから当たり前なんだけど)、それに関しては前回よりは少しマシになったと思うんですけど… やっぱりまだダメ。後半どんどんテーマが重なって出てくるところがほんと難しい! 先生にも、上と中の声部の音色をもっと変えて、ミルフィーユのようにどんどん積み重ねて分厚くしていかなくちゃダメって言われちゃいました。あとは、最初の部分ですね。左手は右手のテーマよりも一段抑えて弾くんだけど、右手が音を伸ばしてる間は、間延びしないように曲を進めていくように弾くこと。そういえば、右手の最初の1音をふくらませるようにして弾くというのは、今回注意されなかったんだけど… どうだったんだろう。家ではかなり練習したんだけど、アップライトだとイマイチよく分からなくてどうも、だったんですよねえ。努力は認めてもらえたのか、それともこれ以上言っても仕方ないと思われたのか…?(きゃーそんなのいやー)
でもまあ14番は次回までに仕上げ。次は11番の譜読み開始です。

そしてドビュッシーの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」は、前回に引き続き細かいところをいっぱい直されちゃいました。
まだまだ右手の音が粒立ってしまってるので、もっと薄く薄く引き延ばすように弾くこと。丁度ショパンのエチュードの25-2みたいな感じなんでしょうね。アルペジオになって上って降りる部分は、もっとハーモニーとその色合いの変化を感じながら、煙のようにもやもやとした弾き方で。左手1音に右手が3音続く部分はリズムが微妙に狂って転びかけてるので、ゆっくりと弾いて練習をすること。4つで1かたまりなので、音に合わせて、例えば「フジワラ・フジワラ・フジワラ・フジワラ…」みたいな感じで4文字の言葉を言いながら片手練習をすると効果が高いそうです。それを1つのフレーズごとに集中的に練習していって、最後に繋げて仕上げること。真ん中の右手と左手が交差する辺りは、思いのほか忙しいけれど、左手が移動してすぐに鍵盤を押すのではなく、直前に鍵盤のところに着いて用意した上で、余裕を持って丁寧に弾くこと。左手の音をしっとりと歌わせて、なおかつ右手と左手の音を溶け合わせること。そして曲の間奏部分は少し健康的になりすぎてるので、それまでとは全く違う色合いで、ミステリアスなイメージで弾くこと。ppの部分では一段と深く。次のページで元のテーマに戻るところでは、テーマが戻ることを聞き手に知らせるように、右手の最初の3つの音をもっと大切に弾くこと。57小節目の最初のアルペジオはメロディへの導入で、2つ目からが左手のメロディ。左手の1音目は星のようにキラキラさせつつ、メロディに表情をつけつつ歌わせること。
そんな感じかな。やっぱりもっと細かく練習しないとダメですね。曲全体を通すよりも、部分練習を重点的にしないと。でも気を抜くとついつい通して弾いちゃうからなあ。

ドビュッシーの「雪は踊っている」の譜読みを始めてるので、それについて質問があったんですけど、聞くの忘れちゃいました。14小節目からの左手が和音混じりになるところでは、左手側の高い音は右手で取ってもいいのかな? それともペダルの指示がある部分だから、左と右と正確に分けておいた方がいいのかな? ペダルがないと、かなりヒサンな感じになっちゃうんだけど。右手で取ると格段に簡単になるから、構わないならそうしたいなあ。楽譜についてる指使いを見る限りでは、あくまでも左手で取るのが基本なんだろうけど。

それにしても、ピアノが変わると慣れるのに時間がかかります。先生によく言われるんだけど、一番最初に弾いたのはほんと悲惨で、テーマも何もあったものじゃなかったみたいです。何度も繰り返して弾いてると、そのたびに上手くなって「ああ、家ではもっとちゃんと弾けてるのね」って思ってもらえるようなんですが。やっぱりアップライトとグランドの差は大きいな。譜面の位置からして全然違うもんね。



2010年05月12日

理数系のピアノ

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アマゾンで妙にオススメされ続けていた金子一朗さんの「挑戦するピアニスト 独学の流儀」を読みました。金子一朗さんの本業は早稲田中・高等学校の数学の先生。でも2005年、42才の時にピティナ・ピアノコンペティションのソロ部門・特級グランプリを受賞。それ以来数々のオーケストラと共演し、ソロリサイタルを開き、CDを発表しているという異色のピアニスト。

読む前からある程度予想はしてたんですが、ちょっと理性が勝ち過ぎてる気がします。この方の演奏は、自然の風景のあるがままの美しさではなくて、人工的に作られた庭園の美しさじゃないかしら、なんて思ってしまう…
なーんて、今まで全然聴いたことがないのに、そんなこと言っちゃいけないんですが。
それでもやっぱり、こういうのが理数系の人のピアノなんでしょうね。本業が忙しいから、効率のいい練習方法を編み出す必要があったというのはよく分かるし、例えば、楽曲分析は自分の感覚で感じたものが正しいことを裏付けつつ、直感では気がつかないようなことを発見する手段であり、しかも暗譜する時にも有効、というのはよく分かるんですが… ここまで数学的にやられると、人間の感情とか感動も再構築されて、また違うものになってしまうような気がするー。理論や理屈を超えた何かって絶対あると思うんですけどーー。

それと、この方は技術的に本当に困ったことがないんでしょうね。小学校高学年の頃からバッハの平均律を弾いてたり、中学2年の時にはツェルニー50番をもうやらない宣言をしてみたり、きっと元々才能があったんでしょう。才能があって、生まれながらにピアノに向いた手をしていて。でも、一般人にとって技術的な問題はもっと大きいはず! 誰もがピアノに向いた手をしてるってわけじゃないんだし。ここまでくると、いくら問題点を頭で考えるとは言っても「それ以前の問題なのよー!」と言いたくなる人、多いんじゃないかしら、と思ってしまいます。(それはワタシか)
などと言いつつも、色々勉強になる本ではありました。プロのピアニストがここまで自分の手の内をさらけ出して書いたというのが、何よりもまず凄いことだと思いますしね。いくら科学的に楽曲を分析をしていても、演奏した時にそれを聴き手に感じさせなければいいわけだし。そこまで1つ1つの曲を自分のものになさってるということなんでしょう。

以下は本文からのメモ。
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2010年05月08日

レッスン日記32

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3週間ぶりのレッスン。GWの間ほとんど練習できなかったので、今回はもう全然ダメでしたー。

まずバッハのシンフォニアの14番。これはもうちょっと各声部を取り出して練習していきたかったんですが、昨日前半だけをやったところで力尽きてしまい… 後半がやっぱり全然ダメ。後半の方が入り組んでて難しいというのに。先生からも、中間の声部のテーマが埋もれてしまってるので、もっとそれぞれのテーマを取り出して練習するようにとのことでした。
それと、最初の右手のシの音は、もっと鍵盤をむにゅっと掴むようにしてこの一音で音をふくらませるイメージで。ということは、テーマのところはそれぞれにそういう弾き方を練習した方がいいということなんだろうな。やっぱりもっと細かく練習しなくちゃダメだわー。

ドビュッシーの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」も、細かいところをいっぱい直されました。まず、3小節目からのスタッカートが短すぎ。十六分音符ではなく八分音符のスタッカートなので心もち長めに。9・10小節目のラ♭やシ♭はもっと強調する。(臨時記号は常に意識すること!) 13小節目からの左手のスタッカートはもっとひっかくようにしてきらきらと華やかな音で。その部分の右手の1音目は弱拍だということを忘れないように。左手が右手と交差する24小節目からは、同じように左側で弾く音でも、二分音符はもっとしっとり目に、十六分音符はからっとさせて。57小節目からは左手がメロディだから、1音目の打鍵をもっと強くくっきりとさせて、もっと遊び心を持って弾く。72小節目からのΛのアクセントには腕全体の重みをかけて、最後の音は歯切れのいい思い切りのいい音で。
そんな感じだったかなあ。ドビュッシーってショパンのエチュードとはまた違う意味で難しいなー。

それと「順番通りじゃなくていいから、次にやりたい曲を譜読みし始めておいてね」とのこと。「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」には、まだもう少し時間がかかりそうなんですけどね。さて、どれにしよう! 一番やりたいのは「ゴリウォークのケーク・ウォーク」なんだけど、これは最後のお楽しみに取っておきたい気もするし。「雪が踊っている」にしようかな。

今日はちょっとおしゃべりの時間が長くなっちゃって、全体的にあまり弾けませんでした。でも、先日教室のピアノの発表会を観に行った時に気になってた曲をようやく聞けてすっきり。コンクールに出場する生徒さんは、その課題曲を発表会の時に本来の曲と一緒に弾いたりするんですけど、それは印刷されたプログラムに載ってないんですね。その時に限ってアナウンスを聞き逃してしまってたし。
気になってたその曲は、C.P.E.バッハの「ソルフェージェット」。You tubeで見つけたのはコレ。音があまりよくないですけどね。(Emily Bearって誰?!) ナクソスでは見当たらなかったし、アマゾンでCDを探したんですけど、C.P.E.バッハのCDは意外と多くて探しきりませんでした… いいのがあったらCDが欲しいな。楽譜も欲しい。ヤマハのピアノレパートリーのこのページを見ると、レベルは「中級2」になってるし、楽譜面もそれほど複雑じゃなさそうなんですが、これは難しいでしょう…。ある程度弾けるようになってきた頃に、指が激しく滑りそうだし。(というのはドビュッシーも同じなんですけどね)



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