2010年07月16日
レッスン日記36
Category : レッスン日記
Tags : ドビュッシー・子供の領分, ハノン, バッハ・シンフォニア
2週間ぶりのレッスン。道中、暑かった… 雨に降られるよりはずっといいけど、先生のおうちに着いた頃にはもう息がすっかりあがってしまいました。(徒歩30分)
今回からハノンを見ていただくことになったので、まずはそれから。基本的に第3部を見ていただくということになってるんですが、第3部が終わったら、もっと前の方も見て頂くことになるかも。今日は44番「3つの同音の連続」。3連打するたびに、意識して腕から力を抜くこと… これはM.M.♩=120でクリア。
バッハのシンフォニアは11番。メインのモチーフは、最初の2音をもっと大切に、4つの音で円を描くようなイメージで弾くこと。上声や下声がメインとなってクレッシェンドしていく部分は、螺旋のイメージで。という注意がありつつ、合格です。肝心の暗譜は「なんとなく」のレベルでしたが…(汗)
そして13番も見て頂いたんですけど、こちらは明らかに練習不足。今回、数えるほどしか弾いてないからなあ。もっと片手ずつ、というか一声ずつ練習しなくちゃです。あと、次回のレッスンまで時間があくかもしれないから、と9番も見ていくことになりました。
ドビュッシーの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」は、やっぱりグランドピアノとアップライトの違いに戸惑ってしまいますー。今回は、何といってもまずペダル! 家のアップライトだといい感じの響きになってたのに、教室のグランドでは同じように踏んでも全然なんだもの! 右ペダルは家よりもきっちり踏まなくちゃいけないみたい。逆にウナコルダの所は軽めで。…レッスン時間がもうあまり残ってなくて、何度も弾けなかったのが残念だなあ。もうちょっとで感覚を掴めそうだったのに。
曲の表現の注意の方は、めっきり少なくなったんですけどね。全体的にパステルカラーなイメージになってて、ドビュッシーだからそれはそれでいいんだけど、それだけだと単調になってしまうので、終盤はもっと煌びやかに弾きましょう、ぐらいかな?
「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」、先生の心づもりとしては弾けてたら今日で合格のはずだったみたいなんですが、ペダルが鬼門となって次回に持ち越しになりましたー。
「珍しく随分手こずってるけど… 苦手? この曲嫌い?」と言われてしまったよーー。
や、自分からやりたいと言った曲なので嫌いなわけじゃないんですけど! うーん、やっぱり苦手なのかも。
「家で練習する時も、どうもなかなか定まらない感じで… 最初のページを5回ぐらい繰り返し弾いて、やっとなんとなく弾けるようになるんです」と言ったら、「ドビュッシー特有のハーフタッチをイマイチ掴み切れてないのかもねー。ハーフタッチで音階練習してみるといいかも」とのことでした。はあ、確かにそうなのかも。ハーフタッチ。だから最近妙にベートーヴェンが弾きたくなるのかも。(笑)
でもって、ハーフタッチも、グランドとアップライトの違いが大きく出る部分だよね…
早くドビュッシーを切り上げて、ショパンのエチュードに戻りたいですー。
と言いつつ、「雪は踊っている」と「ゴリウォークのケークウォーク」は、相変わらずやる気なんですけどね。他の3曲は、もう自主練習でいいかなー。
そして次のレッスンは1ヶ月後。
ピティナのコンペに出場する生徒さんが沢山いるので、先生は一年で一番忙しい時期に突入です。その生徒さんたちの補講がどんどん入るし… この間も朝の7時半から夜の11時までびっしりレッスンだったって聞いてびっくり! それにある程度予選・本選と会場にも行かなくちゃいけないしで、ほんと大変そうです。同じ門下の生徒同士で争うことがなるべくないように出場する会場をバラけさせてるので、一層忙しくなっちゃうみたい。(到底全部は行けないと仰ってましたが) それとはまた違う話なんだけど、今度オケと初コンチェルトをする生徒さんがいて、そのフォローも必要なようだし。そんなこんなで、一応1ヶ月後に約束しているレッスンも仮予約状態。もし全国大会出場の生徒さんがいっぱいいたら延びちゃうかもしれませんー。(去年は10人ぐらい東京に行ったんだよね…)
1ヶ月後、無事にレッスンを受けられるといいなあ。
アリアさん、こんばんはー
>4つの音で円を描くようなイメージで弾くこと。
ってすごい難しいイメージのような・・・
円を描くイメージってそのまんまでいいんでしょうか?
4つの音が同時に円を描く感じでしょうか?
(ちょっとパニクり気味(笑))
イメージって大事なんですね~シミジミ
のんさん、こんにちは!
すみません、パニクらせてしまいましたー。(笑)
先生に言われた時は全然ややこしくなかったんですが
文章だけだと、確かにイマイチ分かりにくいですね。^^;
これは4つの音が同時に円を描くのではなくて
例えば時計回りだとしたら、最初の音が12時、次が3時、その次が6時、
最後が9時の位置、みたいなそんな感じです。
実際には最初に休符もあるし、そんな均等に位置してないんですけど
躍動感を持った感じでぐるぐるっとするイメージです。
でもほんとイメージって大切で!
先生のこの言葉で、ものすごく弾きやすくなったんですよ。
あ、掴めた、ってそんな感じ。
生徒の弾きやすさを引き出すのも先生の腕ですね♪
アリアさん、ありがとうございます。
実際にこの曲を弾いていないので
余計イメージがつきにくかったのかもしれません。
なので自分がグルグルしちゃってすいません^^;
私もこの曲に入った時に、このイメージを思い出して
弾いてみようと思います。(いつになるかわかんないけど)
>生徒の弾きやすさを引き出すのも先生の腕ですね♪
ホントそう思います。
一言だけのアドバイスを実行したら
すぐに綺麗な音がでたりするし
新しい先生になってから最初はバッハ弾けなくて
ブーブー言ってたけど、今では色々勉強になるし
確実に基礎力が上がってきている感があるので
この先生でよかったなって思います♪
まだ先ですけど、10月に大学のオープンカレッジで1回だけの
インベンション講座を見つけたので行ってこようと思います。
ご近所でしたら一緒に行けるんですけどね・・・
弾いたことがあるかないかというのは大きいですよね。
たとえ普段CDで聴いていても、弾いたことのある曲には敵わない~。
この曲をやる時は、ぜひぐるぐるをイメージしてみて下さいね。
あ、前回はハラハラと舞い落ちるイメージだったんですけど… どっちも!(笑)
私は本当はバッハは長調の方が好きなんですが、短調のとても素敵な曲です。^^
のんさんの今の先生は、ほんとすごく良さそうですよね。
どんどん基礎力が上がってるのが手に取るように分かりますよ~。羨ましいぐらい。
いい先生につくのって、やっぱりものすごく重要ですね。
私たちでもそうなんだから、ピアニストになりたい人は尚更ですよね。
インヴェンションの講座、いいですねえ。
ほんと、近くだったら私もご一緒させて頂きたかったです!
という私も、近くの音大の公開講座とかチェックしてるんですけど
どうも聞きに行きたいようなのではなくて残念…
今度オープンキャンパスがあるので、覗いて来ようかなとは思ってるんですが。
あとね、中村洋子さんという作曲家の方が、バッハを中心に
アナリーゼの講座を開いてらして、でも大抵が表参道のカワイなんですよね。
その方のブログ→ http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko
到底行けないので、本にまとめて欲しいなあと思ってるところです。
前回はハラハラと舞い落ちるイメージですか~
なんか詩とかも読んで想像力も身につけたほうがいい感じですね^^
中村洋子さんのblogは、私もチェックしていて
気になっているんですけど
なんせ毎回平日の昼間なんでいけないんですよね><;
ホント本にまとめて欲しいですよ。
大学のオープンキャンパスは、以下のサイトでみつけました。
お近くにいいのがあるといいですね。
http://www.koukaikouza.jp/
ぐるぐる回るのとハラハラ舞い落ちるのって
文字で書くと矛盾してるようにしか思えないんですけどね。(笑)
基本はハラハラと舞い落ちる方なんです。
で、1つが落ちてもすぐまた次のモチーフが来るので、結局ぐるぐる…
ってワケ分かんないですね。すみません。(笑)
でもほんと、自分の中で色んなイメージを育てるのも大切ですよね。
今は先生頼りの部分が大きいですけど、自分でも考えないとダメなんだろうな…
そのイメージが間違ってる時に方向修正してもらうぐらいでないと
いつまで経っても独り立ちできないですものね。
って、私自身はいつまででも習っていたい感じなんですが~。(笑)
(実際、まだまだ教わらなきゃいけないことがいっぱいあるし)
先生ご自身は「私は道をつけてあげるだけだから」と仰ってるので
時々ちょっと考えこんでしまいます。
オープンキャンパスの情報、ありがとうございます♪
うちの地元は載ってませんでした… 残念。
せっかくいいサイトなんだから、もっと色んな大学が協力したらいいのにー。
ということで、ブックマークして今後の発展に期待です。^^
「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」、ひさしぶりに弾いてみました。(一体、何十年(?)ぶり)
昔と違って、なぜか弾くのが面白いと思えるようになっているのが、不思議です。今の方が響きとか曲想を良く考えて弾くようになっているのは、CDをあれこれ聴き込んだおかげかも。
この曲を弾くときは、右手の手首が反時計回りに回転しながら弾くクセがあるので、私にとっては、見た目にも”ぐるぐる”するのです。
「ゴリウォークのケークウォーク」は、やっぱり全然だめでしたね~。
こっちの方は、指がきれいさっぱり忘れてくれているのと、あのリズムに乗りきれないので、相性が悪いのは相変わらず。
もともと舞曲系は、ブラームスを除いて、あまり得意ではないので、しようがないかなあというところです。
昔のレッスンの時、見た目にも嫌そうに弾いていたらしく、私も先生に「この曲、嫌い?」と聞かれてしまいましたね~。
ドビュッシー苦手の私でも、「月の光」は響きが綺麗で多彩なので、弾いていてもうっとり。ベートーヴェンの月光ソナタの第1楽章よりも、こっちの方が好きですね。
音の配列が単調でないので飽きないし、結構盛り上がりもあって、弾くのも楽しいので、さすがにこの曲は、先生に何も言われずに済みました。
yoshimiさん、こんにちは。
「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」弾かれましたか~。
こういう曲ってちょっと間があくと指が滑ってしまいそうな気がするんですが
何年もあいていても、ちゃんと弾けるんですね!
あ、やっぱり当時しっかり練習されてたからなのでしょうか。
私は時々アラベスクを弾いてみようとするんですけど、もう全然ダメです。
悲惨なほど指が滑ってしまって。
青柳いづみこさんの本に細かい解説があったので、それを見てると
ちょっと練習し直したい気もしてくるんですけどね~。
>右手の手首が反時計回りに回転しながら
もしやこれがyoshimiさんのハーフタッチの秘訣…?!
私の手首もその方向で動いてるんですが、回転というほどではないので
今度ちょっと試してみます~。
こういう曲だから、手首が柔らかく動ける方が絶対いいですよね。
…目がぐるぐるしちゃうかな?(笑)
「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」が大丈夫なのに
「ゴリウォークのケークウォーク」が弾けないというのが意外なんですが
確かにこのリズムが全てって感じの曲ですものね。乗れないとツラいかもですね。
しかも中間部は♭が7つもあるし… 指が覚えてなければシンドそう。
という私は、一昨日から本格的に譜読みを始めたところです。
まだ全然弾けませんが、「雪は踊っている」よりも早く形になりそうな…?
結局こっちを先に見てもらうことになるかもしれません~。
「月の光」はとても美しい曲ですね。
私は「月光ソナタ」の方が好きですが… そっちを先に知ったからかも。
というか、昔習ってた頃は、こういう抒情的に美しい曲にあまり興味がなかったからかも…
今改めて聴くと、とても素敵な曲なのにー。
確かにこれは弾けるととても楽しそうです。
yoshimiさんの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」みたいに
昔はそれほどでもなかった曲でも、今は楽しく弾ける曲って結構ありそうですね。
曲の好みも少しずつ変化するし、以前は分からなかった良さを
再発見できるというのも多そうな気がします~。