2010年09月15日

「子供の領分」コルトー

Category : CD(ドビュッシー) 

フランス人ピアニストの弾くドビュッシーを聴いて、フランスの香りを感じよう!企画・第3弾は、CDではなくてYou Tubeです。
というのも、古い映像を見つけちゃったんですよ~。コルトーの弾く「子供の領分」をサイレント映画風に演出してる映像。ミュージックビデオのハシリですか? と思ったら、これはヴァイオリニストのジャック・ティボーが発案して作られたシネフォニーというものだそうです。当時庶民の間で人気だった映画という媒体を利用して、クラシックの演奏を広く鑑賞してもらおうというもの。

Alfred Denis Cortot plays Debussy in Cinephonie.

コルトーが弾いてるのは「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」「人形へのセレナーデ」「ゴリウォーグのケークウォーク」の3曲で、それぞれに可愛らしい女の子の物語風映像がついてます。映像の状態がかなり悪いのがとても残念なんですけど、でも可愛い! これがシュウシュウと子供部屋の仲間たちというわけですね。「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」では、あの黒板での計算がいいなあ~♪ 「人形へのセレナーデ」は、人形たちの動きもいいし、2人が踊るところの可愛らしいことったら! コルトーが弾きながら彼らの方を見るのも芸が細かいし。(無表情だけど) 「ゴリウォーグのケークウォーク」では、トリスタンのテーマの後の「きゃっきゃっきゃっ」ってところと、元のテーマに戻ったところで手を裏打ちしてる赤ちゃん人形が好き♪ …と、すっかり演奏そっちのけになってますが、コルトーの演奏はさすがにとても美しいです。

コルトーのCDとなると、国内盤はショパンばっかりっぽいです…。やっぱり日本でクラシック、しかもピアノとなると、売れるのはまずショパンということなんでしょうね。下左はボックスセット7枚組。ドビュッシー以外のピアノ独奏はショパン、ラヴェル、リストですが、ジャック・ティボーやパブロ・カザルスと組んだ三重奏曲の演奏が多いですね。もう少し手軽に、となると下右の2枚組でしょうか。こちらは半分近くがショパンで、その他はシューベルト、メンデルスゾーン、シューマン… ブラームスやバッハのコルトー編曲なんていうのも入ってるようです。あ、肝心のドビュッシーの曲は、どちらも「子供の領分」と「前奏曲集第1巻」の全18曲。「子供の領分」はどちらも1947年録音と書いてあったし、同じものなんでしょうね。(ボックスセットの「前奏曲集」は、色んな年代のものを混ぜて入れてるみたいです)

 

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アルフレッド・コルトー(Alfred Denis Cortot 1877-1962)
  20世紀前半のフランスを代表する大ピアニストであり、指揮者、教育者、著述家でもある。
  ヴァイオリニストのジャック・ティボー、チェリストのパブロ・カザルスとカザルス三重奏団を結成。
  ミスも多いが、美しいタッチと個性的なテンポ・ルバートで、深い詩情と多彩な感情を描きだす。
  レパートリーは比較的狭く、ショパン、シューマンなどのロマン派や、フランス近代が中心。
  著名な門下生は、ディヌ・リパッティ、クララ・ハスキル、遠山慶子、エリック・ハイドシェックなど。

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