2010年10月01日

レッスン日記40

Category : レッスン日記 
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2週間ぶりのレッスン。昨日は肌寒いぐらいだったのに、今日はいいお天気で暑いぐらい!

まずハノンは42番と43番の「減7の和音・属7の和音のアルペジオ」と、47番「4つの同音の連続」。アルペジオはともかくとして、「4つの同音の連続」は、家のアップライトピアノと先生のグランドとの違いがすごく心配だったんです。グランドの方が素早い連打はやりやすいけど、キーの重さが違いますしね。わずか10gの違いだし、普通に弾いてる分には全然分からないぐらいなのに、こういう細かい動きの時にその10gの違いを思い知らされちゃうから。
でも実際に弾いてみたら、心配したほどではなかったかな。普通に連打できました。先生がメトロノームで計ってらっしゃらなかったので、いくつぐらいだったのか分かりませんが、特に何も問題なく合格。そして42番と43番も合格。ということで、次の課題は48番の「手首の練習」と、早くもスケールとアルペジオが! 39番の「音階」と41番の「アルペジオ」、まずはハ長調とイ短調です。48番の弾き方と手首に関する注意をうけて、合わせて脱力のことについても一通り復習させていただきました。

バッハのシンフォニアは5番。こちらもグランドピアノではどうなるのかすごく心配だった曲。前回のレッスンの時は、家で練習してる時は装飾音符が綺麗に入ってたのに、あまりいい感じで弾けなかったんですよね。シンフォニアはインヴェンションに比べて装飾音符が少ないし(トリルが続くのなんて3番ぐらい?)、ここまでは無難にこなしてきたわけですが、ここまで派手に装飾音符が入ってたらごまかしはきかないですしね…。こういうキーの重さの違いには、どうやって備えればいいんだろう? よく分からないので、とりあえずトリルやターンの箇所をいつも以上に丁寧に繰り返して練習してみたんですが。…それが功を奏したのか、レッスンの時は心配したほどではなく比較的ちゃんと弾けました。

「でも、なんか真面目すぎる… うーん… そう、まるで風紀委員みたいな感じ!」ですってー。
確かに、なかなか「曲」にならないなあ、困ったなあと思ってはいたんですけど、風紀委員って!!(笑)

注意点としては… 付点八分音符とか長めの音は直線的な音ではなく、ぐるっと回ってから戻ってくるような音で弾くこと。そして小節の最後と次の小節の最初が同じ音の時に全く同じ弾き方になっていて、しかもどちらも下がっちゃってるからダメ。前の小節の最後の音はもっと上へ、次の小節の最初の音は下へ。最後の音でボールを投げ上げて、次の小節の最初の音でふわっと受け止めるという意識で。アウフタクトと同じことなんだから!とのことでした。
…そうか、そこが足りなかったのか。と思いつつ、その場でちゃんと直せるほど器用ではないので、5番はもう1回です。
あ、でも次回からはとうとう「イタリア協奏曲」も始まります。どのぐらいノンレガートにしたらいいのかイマイチ分からなかったので、その辺りを先にちょっぴり教えていただきました。そしたら、冒頭の部分を先生が弾いて下さって~。ああ、やっぱりいい曲! すんごい素敵! この曲が練習できるなんて、ほんと嬉しいなあ。

最後はドビュッシー。まず「雪は踊っている」。
今回から早くもペダルをつけることになったんですが、家で実際にペダルを踏んでみて、その美しさにうっとりしてたんです。あ、自分の演奏に「うっとり」なのではなくて、ドビュッシーの音の綺麗さに「うっとり」ですけどね。(当たり前か) なんかね、ペダルを踏んだ瞬間にぱあっと目の前に一面の銀世界が広がったような… もう、いきなり目の前に雪の女王のお城が立っていた! ぐらいの衝撃だったんですよー。(なんだソレは) それまでは静かに降りしきる雪しか見えてなかったのに、一瞬のうちに世界が変わったんです。ペダル1つでこんなに色彩感が変わるなんてー! なんだかもう感動しちゃいました。(と、2週間経ってもまだ弾くたびに感動している私・笑) 本を読んでて頭の中がその情景でいっぱいになることはよくあるんですけど、ピアノを弾いてる時にこんなに鮮やかに情景が広がるのは初めてかも。元々、目の前でどんどん物語が展開していく感じの曲ではあるんですが。
私が使ってるのは音楽之友社の安川加寿子校訂版の楽譜で、ペダルの踏み方はほぼその指示通り。先日、安川加寿子版はペダルの使い方がやや古いように思えるという記事を見かけたんです。そこには、今は「雪は踊っている」の冒頭からペダルを踏むピアニストが多いし、浅く踏んだ方がいいのではないかという意味合いのことが書かれていたんですが、個人的にはこの安川加寿子さんのペダリングが丁度いい感じ。冒頭のペダルがないからこそ、最初にペダルを踏む箇所で衝撃的な「うっとり」を体感したわけですしね。まあ、基本的にペダルを踏むのは下手だし、控えめな方が向いてるというのもありますが~。(気持ち的にも、あまりペダルに頼りすぎたくないのです… 指への意識が希薄になってしまいそうなので)

「雪は踊っている」の注意点は、右手が三連符の所は確かに連打してるうちに大きくなるんだけど、全体的にもっと静かに。その後の左手にメロディが出てくるところは、左手ははっきり、右手は鍵盤から指を離さずに、鍵盤が上がりきらないぐらいのところでソラソラソラ…と静かに弾くこと。ぐらいかな。あまり注意はされなかったんですけど、全体的な出来栄えとしてはあと一歩だそうで、もう1回。
「象の子守歌」の方は、前回は最初の1音で終わってしまったんですが(笑)、今回も5小節目までで終わっちゃいました。確かに拍としては今弾いてる通りなんだけど、縦線を感じさせすぎ! ここは象が鼻を揺らしてる感じで、もっと横の流れを大切に。pだけど、腕の重みを使ってゆったりとした音を出すこと。(特に2音目) 次回は1ページ目の最後まで進むでしょうか。(笑)

今日、レッスンの途中でいきなり「すごいねえ」と言われてびっくり。何のことかと思ったら、「色々大変なのに毎日コンスタントに練習してて偉いよねえ」ですって。「えっ、そんなの分かるんですか」「そりゃあ、音を聴いてれば分かるわよ~。最近しっかりしたいい音になってきたし」 …わあ、褒められちゃったよ! 実はちょっと前にも隣のおうちの方に「前とは音が変わってきたような気がする」って言われたところなんです。「私はピアノなんてやったことないし、娘もやらなかったから詳しいことはよく分からないけど、なんだかいい音になったなあって思うのよ」って。その時はそれほど気にせず「わあ、本当ですか? ありがとうございます♪」とお礼を言っただけだったんですけど、先生にも言われたということは、本当に音が変わった(しかもいい方に!)ってことなんですね。嬉しいなあ。(まあ、2年前に再開した頃は、先生に聴かれるのも恥ずかしいぐらいの細っこくてへにゃへにゃの酷い音でしたけどね・笑)

お隣のその方は、ご自分では楽器は何もされないんですけど、音楽は大好きなんだそう。うちのお向かいのおうちの方はまた違う楽器をされてるし、「どちらの音も聞こえてくるだけで楽しいのよ」なんて仰っていただけて、もう本当に感謝感謝。あと、うちの裏のおうちの方とは挨拶程度のお付き合いなんですが、おうちにグランドピアノがあって、以前教えてらしたこともあったらしいです。今はほとんど弾いてらっしゃらないんですが、たまに聞こえてくるんですよね。私が普段弾いたり聴いたりするようなのとはまた全然違う雰囲気の曲。あれは何なんだろう… 今度お会いしたら聞いてみようと思いつつそのままになってますが、とても素敵。もちろん音が聞こえるだけで嫌って方もいらっしゃるとは思うので十分気は使ってるつもりですが、音楽的にはなかなか恵まれた環境です♪

Comments (2)

  1. ペンネ

    アリアさん、こんばんは〜♪

    読み逃げするつもりでしたが(汗)、見事に引っかかりました(何じゃそれ!陳謝)。

    私も安川さんのペダル支持派です、この曲。

    冒頭でペダルを踏まないのは、本当に、
    「しんしんと」雪が降って来た(降り始めた)様を描いている
    光景が目の前に浮かびます。雪国で小学生時代を過ごした私には
    その光景が音と共にリアルです。
    そりゃ、フランス人が感じるそれとは違うかもしれないですが。

    そして、後にペダルを入れた瞬間
    「うっとり・・・」するのも、ひっじょーに!同感です。
    この効果を狙って、冒頭はペダルをわざと入れていないに違いない!と
    思うのです。
    大体「古い」って何だ?
    それを言った方の偏見ってか、好みの問題じゃないんですかね?
    だって、作曲家が生きていたのはもっと古い時代ですよねぇ。
    じゃ、ドビュッシーの意図は?ですよ。
    (そりゃ,原典版か初稿を見なさいよって話ですが)
    まぁ、初稿や作曲家本人の改訂版ならともかく
    原典版もいろいろですからねぇ。

    しかし、お隣の方のお言葉、嬉しいですね!
    普通ね、何か感じても言わないですって。
    余程じゃなければ。それを敢えて伝えられたわけですから、
    それは本当にそう思われたんですよ、そして
    それを言わずにいられない程に、強く感じ入られたのでしょう。
    先生も同じです。
    嬉しいですね!!!

  2. アリア

    ペンネさん、こんにちは~。
    …あ、読み逃げだなんて!(笑)
    いえ、本当は読んでいただけるだけで十分嬉しいんです。
    そして、コメントをいただけるとさらに嬉しい~☆

    わあ、ペンネさんも安川さんのペダル支持派でしたか。
    しかもこの「うっとり」を同感していただけるとは!
    こればっかりは、実際に弾いてみた人じゃないと分かりにくい気がしますが
    このペダルは本当にすごいですね。
    最初、冒頭でわざわざ「no pedal」って書かれてるのが「?」だったんですが
    それも実際にペダルを踏むようになって、意味がよーく分かりました。
    当たり前のことなんですけど、曲のことを知り尽くしてらっしゃるんですねえ。
    このことだけでも、これまで話に聞くだけだった安川加寿子さんのすごさが
    よく分かるような気がしました。
    しかも曲想に沿った指使いとなっているのがまた勉強になるし…。
    昨今は原典版志向が強いし、それもまた勉強になると思うのですが
    こんな風に色々な発見をさせてくれる楽譜って、ものすごく素敵ですね。
    安川加寿子さんが実際にされていたレッスンを垣間見せてくれるようです♪
    演奏、実際に聴いてみたかったなー。

    件の記事を書いた方は、この「うっとり」に気付かなかったのかな…
    それとも、冒頭の「no pedal」だけで「これは古い」と切り捨てだったのかしら?
    ぜひこの「うっとり」を実際に体感をしていただきたいものですね。

    >お隣の方のお言葉

    言われた時はあまり本気にしてなくて申し訳なかったな、なんですが
    (もちろん、その時も嬉しかったのですが~)
    昨日の先生の言葉で、改めてものすごく嬉しくなりました!
    これから、もっともっといい音が出せるようになれればいいな~。
    ああ、本当にものすごく励みになりますね♪ 涙が出そうに嬉しいです!!

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