2010年11月01日

「イタリア協奏曲」コロリオフ

Category : CD(バッハ) 

エフゲニー・コロリオフの「French Overture & Italian Concerto」。収められているのは「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調」「フランス風序曲」「イタリア協奏曲」「4つのデュエット」「幻想曲とフーガ」。

「イタリア協奏曲」は大好きな曲なので、グールド、シフ、ブレンデル、グルダ、リヒテル、ラローチャ、ヒューイット、ペライアなどいろんなピアニストの演奏を聴きましたが、一番好きなのがエフゲニー・コロリオフのこのCD。(次点はペライア) コロリオフの、溌剌としていながら、縦と横がきっちりしたこの端正な演奏がすごく好き。それにこの方のしっかりとした歯切れの良いタッチがまた「イタリア協奏曲」の躍動感あふれる曲想にとても良く似合うと思うんですよね。ああ、いつかこんな風にバッハが弾けるようになりたいな~。(というのはさすがに無理だろうけど)
それにこのCD、音がすごく綺麗なのです! 録音がいいので、コロリオフの色彩感溢れる音がその響きまで十分楽しめるという感じ。ということで、私にとっては本当に得難いCDとなっております。(他の収録曲もそれぞれに好きです♪)

でも実際にイタリア協奏曲を練習し始めてる今は、実は全然聴いてません…。練習し始める前にはたっぷり聴くし、そのうちに自分なりの曲になってきたらまた聴くようになるんだけど、今聴くと何かと引きずられちゃいますしね。そもそも今の時点でCDみたいに速いペースで弾けるわけがないし! しばらくの間はオアズケです。

ちなみに最近聴きまくってるのは、久しぶりの「フランス組曲」の5番。…ということは「イタリア協奏曲」の後は「フランス組曲」になるのかなあ。って、「イタリア協奏曲」をやり始めたところだし、当分先の話になるのでまだ分からないですが。今の先生のバッハの進み方としては、「シンフォニア」の次は「フランス組曲」というコースが定番のような気配なので(ちゃんと確かめてないので詳細は不明)、私さえやりたければいつでも大丈夫そう。「フランス組曲」全曲となると結構大変そうですが… やるとしたら、やっぱりまずは5番が希望かな。いい曲ですよね。軽やかな優しさが気持ち良くて、ささくれだってる心が癒されるような気がします♪

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Comments (2)

  1. yoshimi

    アリアさん、こんにちは。

    この記事を拝見して、久しぶりにコロリオフを聴いてます。
    夏はバッハをよく聴いていたのですが、ここ最近寒くなったので、プロコフィエフやスクリャービンとかのベッタリした暑苦しい音楽を聴くことが多くなりました。

    コロリオフのイタリア協奏曲は、引き締まったタッチとほのかに溢れてくる情感がとっても心地良いですね。力強さと端正なところがうまくバランスしているような気がします。
    フランス組曲も録音してましたね。フランス風序曲が、コロリオフにしてはちょっと柔らかめのタッチで、ややまったりした感じがするので、もしかしたら似たようなタッチかも。
    コロリオフの奏法は、構築性の強いイギリス組曲に似合うように感じるので、早く録音してくれないかなあと期待してるんですが、なかなか出ません。

    それにしてもバッハ大好きという人でも、コロリオフを聴いたことがない人が結構多いように思います。
    メジャーレーベルでないこともあるんでしょうが、構造がかっちりしていて、線が強く出て硬い感じがするので(それにちょっと生真面目かも)、好みが分かれるかもしれませんね。
    ロシアの音楽院の教授たちは”コロリオフのバッハは素晴らしい”と言っていたそうですし、リゲティも「フーガの技法」を絶賛しているので、誰にでもおすすめしたくなるバッハ弾きなんですけどね。

  2. アリア

    yoshimiさん、こんにちは。

    私は夏の間はドビュッシーが多くて、涼しくなってからバッハになりました。
    (アルド・チッコリーニも記事にしようと思ってたのに…)
    バッハは年間通じて聴けると思うんですけど、季節を選ぶ作曲家も結構いますね。
    そろそろブラームスなんかもいいなあと思ってるところです。

    コロリオフのイタリア協奏曲は、すごくバランスがいいですよね。これは本当に大好き!
    このCDに入ってる曲はどれもいいですよね。
    4つのデュエットなんて、コロリオフの演奏で初めて好きになりました。
    でもね、フランス組曲のCDも持ってるんですが、こちらはそれほど好みではなくて…
    5番に限ってみても、1曲目のアレマンドが好みよりも遅くて、重たい感じなんですよ。
    そうですね、「まったり」と言ってもいい弾き方かも。
    同じ5番でも他の曲はそれほど遅くないんですが、それでもやっぱりまったりと重ため。
    骨太な感じがします。フランス組曲はもっと柔らかく軽快に弾いて欲しいのに!
    うん、イギリス組曲の方がきっとコロリオフの奏法には合ってると思いますね。
    かっちりとした構造的な作品の方が引き立つピアノですものね。
    イギリス組曲、ぜひ出していただきたいですね。

    バッハが好きな方といえば、まずグールドでしょうか… 次に名前を聞くのはシフかしら。
    コロリオフの名前を聞くことはまずないような…
    実力の割に知名度が低いのは、やっぱりレーベルがメジャーでないからなんですかねえ。
    確かにちょっと生真面目な感じもありますけどねー。
    バッハの良さをすごく引き出すことのできる正統派のピアニストだと思うので!
    もっと聴かれて欲しいですね。

    という私もyoshimiさんのブログで出会わなければ、知らなかったと思うので
    本当は偉そうなことは言えないんですが~。(笑)
    知ったからには、これからもオススメしていきます!(笑)

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