2011年10月24日

幻想即興曲攻略

Category : 音楽的徒然 

幻想即興曲の攻略とはいっても、最初の2ページの話なんですが。
最初は普通に練習してたんですよ、私も。片手練習して、それから両手を合わせて。でもね、それじゃあどうしても埒が明かないことに気づいたんです。その状態をどうやって打破したのか。…というのは別に全然大したことではなくて、結局は片手練習なのね、という結論なんですけど(笑) せっかくなので少し書いておこうかと思います。もしかしたら参考にしてくださる方もいらっしゃるかもしれませんし。(いないかな・笑)

さて幻想即興曲の難しいところは、右手と左手のリズムが違うこと。右手の16分音符に対して、左手が8分音符の6連符。右手が16分音符を8つ弾く間に、左手の6連符が1つ入ります。右手の16分音符の1つ目と5つ目に、左手の6連符の1つ目と3つ目の音が合うのですが、そもそも最初から音の数が合ってないので、それ以外の音は合間合間で弾くということ… こういうの、クロスリズムって言うんですね。ドビュッシーのアラベスクの1番もこういうタイプの曲ですね。

幻想即興曲
(楽譜をクリックすると別画面または別タグで大きな楽譜が表示されます)

どの音がどこの合間に入るのかさえ分かっていれば、ゆっくり弾く分には大丈夫。実はアラベスクではそれほど苦労しなかったんです。でも幻想即興曲みたいな曲をのんびり弾いていては、この曲の嵐な雰囲気を出すのはとても難しいですよね。超特急とまではいかなくても、やっぱりある程度の速さで弾きたいところ。
と言うのは簡単なんですが、これがなかなか難しい…。
でもね、この最初の2ページが弾ければ、全く同じパターンが後半にも登場するのです。普通なら2度目に登場する時は少し変えられてると思うんですけど、この曲ではまるっきり一緒なんですよ。だからここさえ弾ければ曲の半分は攻略できたも同然なんです!

そんな時に教えてもらったのがこの動画。

この動画の説明によれば
  1, 右手に集中し、左手伴奏はアルペジオを和音に変えて弾きます。
  2, 左手に集中し、右手は全く神経を使わずに適当に弾きます。
  3, 両手に集中し、演奏を楽しみましょう!!

これ、面白いですよねえ。別にそんな変わったことをしてるわけじゃないですけど、これが効果的だというのはすごく分かる気がします。ということで、これも少しやってみたんですけど!
左手を和音に変えて弾くというのが面倒で挫折… だって楽譜をパッと見ただけでは、左手を和音で弾けないんですもん。(少なくとも私は) どうしても別の楽譜を用意したくなっちゃうし、それもちょっと。ねえ。(笑)
それにね、気がついたんですよ。私の場合、右手も左手もつっかえすぎだということに。そこまでつっかえてる状態では、この動画のような練習は到底できないということに。どんな練習をするにしても、まず片手ずつがそれほどひどく間違えなくなってから! ということで、まずは片手練習に専念することにしました。

まずは80(16分音符4つ=4分音符1つ分=半小節)から練習スタート。結局80~108ぐらいの幅でやってたのかな。練習のたびに、メトロノームを80から1目盛りずつを上げていく、の繰り返し。この頃はまだ108で弾くのはつらかったですね。それでも繰り返していくうちに、つっかえる回数は減ってきました。そして片手だけで弾くだけならほとんどつっかえなくなってきた頃に2回目のレッスン。(レッスン日記60)

実は最初のレッスン(レッスン日記59)の時に「時々左手が右手につられてる箇所がある」と言われたんです。これは多分「右手がメロディで左手が伴奏」というのが頭にあったせい。最初は右も左も同じ大きさでゆっくり練習しているわけですが、少し経つと「右手がメロディなんだから、左手はもう少し小さくした方がいいよね?」と思うわけです。でもこういう曲の場合、左手がしっかり定着しきらないうちに軽く弾こうとしたって無理な話なんですね。ちょっと妙なスパイラルに入り込んでしまって、でもどうにもできずに困っていたのでした。でも片手練習をみっちりすることによって、左手がかなりしっかりしてきたみたい。2回目のレッスンの時に、左手が右手につられてないか先生にお聞きしたら、今度は「大丈夫!」とのお言葉が♪

でも、その時点の弾き方では左手が可愛らしすぎてしまうので、もっと「上って下りる」時は「クレッシェンドディミヌエンド」して、どろどろとしたイメージで弾くように注意されることに。なのでそれから次のレッスンまでは、右手も左手ももっと表情付けに注意しつつ、引き続き80から108辺りで片手練習することに。

その結果、3回目のレッスン(レッスン日記61)が終わって気がついたら、両手で合わせて120の速さで弾けるようになってましたよ!(かなり荒かったですけど!) この3回目のレッスンの時に「次はテンポアップしてきてね」と言われたので、次のレッスンまでは100から132ぐらいまでの間で片手練習することにしました。あ、でも左手は基本的に音が6つですからね。132で弾くのもそれほど大変じゃないんです。でも右手は同じ時間で8つ弾かなくちゃいけないので… 132はまだちょっと無理。せいぜい120だったかも。

そして最新のレッスン(レッスン日記62)で注意されたのは、今の弾き方では音が粒立ちすぎているので、もっと指を寝かせてもやもやと弾くということ。これに関しては薄々分かっていたのですが、最初に音を小さくしようとして右手につられてしまった左手のことを思えば、しっかり弾く期間がある程度必要だったし、このぐらいで丁度良かったかなと考えています。しっかり弾けるようになりさえすれば、もやもやへと移行させるのはそれほど難しくないですしね。それと同時にフレーズの捉え方が小さすぎるという注意もあり、これに関してはメトロノームの鳴らし方が問題なのだろうと考えて、16分音符8つ(4分音符1つ分)から、今度は16分音符16コ(つまり2分音符1つ分=1小節)で鳴るように変更しました。これなら今までの倍のフレーズを取ることになりますしね。1小節を大きく取ることができるはず。ということで、メトロノーム50から72までの片手練習をしているところです。これも72になると、まだかなりツラいんですが…。

まあ、「幻想即興曲攻略」とは言っても、まだ攻略できたわけではないんですけど。(笑)
でもね、本に提示されてる速さは2分音符でメトロノーム84 なので、かなり近づいてはいるわけなんですよ。どれだけ頑張っても84 という速さは私には無理そうな気がするし、今の速さでもっと細やかに仕上げる方向でいった方がいいと思うんですけど、「あなたは速いの苦手だから」と子供の頃に言われ続けた私としては、かなり健闘してる方だと思います! (72でなんとかついていけるのは片手の時だけですけどね) それに右手も左手も片手練習の時にできる限り表情をつけるように頑張ったので、その痕跡がきっとそこここに残ってくれているはず…(笑)

ということで、結局は片手練習をこれだけしましたよ!ってだけの記事になっちゃったんですけど(あらら) でもこの曲に関しては、本当に片手練習が命だと思いますし、合格するその時まで片手練習が続きそうです。まだまだ両手になるとつっかえたり音を外したりするので… でもここさえクリアできれば、中間部はそれほどのことはないですしね。実はコーダがラスボス的な難しさだったりするのですが。(笑)

あともうひとふんばり、頑張ります♪

Comments (6)

  1. アリアさん、こんばんー

    この曲大好きなんですよねー
    この動画すごいいいですね!!
    手を上からもとってほしいですね。
    迷いのない正確な打鍵ってうらやましいですぅ~

    それにしてもこのメトロノームの音
    おもしろいですね。なんか昔の竹の定規で机を叩いているような(笑)

    がんばってくださーい。
    音源アップを期待しています♪

  2. アリア

    のんさん、こんにちはー。

    この動画、面白いですよね。
    そうそう、メトロノームの音もパキパキとすごいのですが(笑)
    弾いてる方、すごいですよね、ものすごく正確な打鍵で。
    あとね、私の小指はものすごく短いので、小指長いなあ~って見てました。
    (小指が上に反り気味なのも不思議… すごい柔軟なんですね)

    この曲、楽譜を見てみると、作りがものすごく分かりやすくって
     最初の部分+中間部+最初の部分繰り返し+コーダ
    これだけなんです。
    だから攻略しやすい曲だと思います。のんさんもいつかぜひ♪
    あっ、私もがんばります。

  3. クロスリズムって、むきーーーーってなりますよねww

    大学の時の先生は、最小公倍数をだして、ひたすら数を数えて合わせろっていってましたよ。
    これだとテンポがあがらないみたいだけど、あら不思議、やってると突然弾けるようになるんですよね。
    でもって、崩れない。

    クロスリズムって、調子よくいってても、じわっと崩れ始める時がでてくるんですよね。って私だけか?ww

    で、崩れたらまた数えるところから始めるの。

    現在の師匠は、とにかく1拍にいれろと。
    4拍子なら4拍子を、2拍子なら2拍子で、均等に入れることより拍子感をだせといわれます。

    ってことで、今、右は5、左は3の、クロスリズム四苦八苦中です。

    ラスボス攻略、がんばってくださいm(__)m

    にしても動画の人は、手が大きいからできる技じゃないかなと思うですよ。

  4. アリアさん、こんばんは☆と~っても役に立つ記事、ありがとうございます!私も、このリズムパターンの苦手意識が強く、先生から、サジェストされた曲をご遠慮したりしていて、弾ける曲の幅が狭いのです。とても興味深い動画でした。アリアさんも、最終攻略に向けて、ガンバってくださいませね♪

  5. アリア

    >檀さん

    むきーーーーーっ ですね。(笑)
    最小公倍数。うん。私が最初やってたのは、そのやり方に近かったのかな?
    いつまで経ってもゆっくりのままだなあと思ってたんですけど
    そのままやってても、ある日突然弾けるようになってたかもしれないんですね。(笑)
    あ、じわっと崩れるの分かりますー。
    私は調子よくいってる時の方が少なくて、いつでも瀬戸際な感じなんですけど(笑)
    自力で戻せる瀬戸際と、戻せない瀬戸際があるんですよね。
    戻せない時は、数を数えるところまで戻った方がよさそうですね… ふむふむ。

    1拍に入れるというのは、ちまちまと数えるのではなくて、拍子を大きく取るということですか?
    今、もっとフレーズを大きく感じて、と言われてるので、これからはそれを心がけてみます!

    檀さんもクロスリズム中だったのですねー。となると、スクリャービンですよね?
    5と3とはまたややこしそうな… 檀さんもがんばってくださいね。
    というか、一緒に頑張りましょうー。(ラスボスもやっつけるぞ!)

    手が大きいと、それだけで苦労がかなり少なくなりそうですね。(笑)

  6. アリア

    >monetさん

    monetさんもクロスリズムには苦手意識をお持ちでしたかー。
    先生が薦めて下さるということは、チャレンジすれば十分弾けるということでしょうし
    そこで遠慮してしまわれるのは、なんだかもったいない気もしますがー…
    とは言っても、monetさんの場合は弾きたい曲がはっきりしてらっしゃいますものね。

    機会があったら、ぜひまたそういう曲に挑戦してみてくださいませ!
    でも、いざ挑戦なさったら、するりんと弾きこなしてしまわれそうです。^^

    はーい、頑張ります。ありがとうございます♪

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