2011年10月28日

レッスン日記63

Category : レッスン日記 
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今日の大阪はとても暑いです。日焼けするような陽射しで、日傘を持ってくれば良かったと思いつつ、てくてくと先生のおうちへ。(徒歩30分、本当に焼けてしまったかも)

今回は幻想即興曲から。前回、幻想即興曲の最初の2ページしか見ていただく時間がなかったので、「次は幻想即興曲からね!」と言われていたのです。そうしたら、この曲もだんだんいい感じになってきてるだけあって、先生も熱が入って、結局1時間のレッスンのほとんどが幻想即興曲だけで終わってしまいましたよ。でも、先生は「ちょっとしつこくやりすぎたわー」なんて仰ってたんですが、私の方も一度とことんやっていただきたかったので、逆に嬉しかったり♪(「とことん」とは言っても1時間のレッスンなので限界がありますが)

さて、今回はもっぱらアゴーギクについて。強弱法であるディナーミクに対して、緩急法であるアゴーギク。曲の途中でちょっとした揺らぎをつくること、ですよね。
…あれ、でもそうなるとルバートとはどこが違うんでしょう? ルバートもテンポを揺らしますよね。あれれ?となってしまったので、手持ちの「新音楽辞典」(音楽之友社)で調べてみると

アゴーギク Agogik〔独〕
速度法。速度変化による表情を意味するギリシア語agoge から由来する語。フーゴー・リーマンが初めて用いた術語。演奏のときに、厳格なテンポ、リズムに微妙な変化をつけて精彩ゆたかにする方法。ラレンタンド、アッチェレランド、テンポ・ルバートなど。

ルバート rubato〔伊〕
<ぬすまれた>の意。tempo rubato は<一楽句中のテンポを自由に加減して演奏すること>で、機械的な正確さにかわり、自由な感情を表現できる。上声部をテンポ・ルバートで演奏しても、低音部は正規のリズムで演奏することが妥当であるという原理は18世紀ごろから論じられ、とくにショパンによって有名になったが、和音がくずれるのを防ぐためには、これに限度のあることは明らかである。感情から出た自然なものでなければならない。

こんな感じなんですが… いまひとつよく分からない。
ルバートもアゴーギクの中に分類されるんですね? アゴーギクにラレンタンドやアッチェレランドも入っているのなら、アゴーギクはルバートよりももう1つ上の分類ということでいいのかしら。
と、さらに調べていたら、ここにこんな記述もありました。(「第十七話 ルバートとお友達になろう♪」のところ)

ルバートは伴奏のテンポは少しも変わらないのにメロディだけがゆれることを意味し、アゴーギクは伴奏のテンポもメロディと一緒にゆれることを意味するんです。つまりアゴーギクは曲全体がゆれるってことですね。

これを読んでいて思い出したのが、往年の大歌手が若かりし頃のヒット曲を歌う場面。これ、ルバートのイメージそのままですね。伴奏は普通だけど、歌手はいろいろ自由に崩しつつ歌ってますものね。

さて、前置きが長くなりましたが、先生が仰ってたのはアゴーギクなので、とりあえずはアゴーギクです。

家にアシュケナージの幻想即興曲の演奏があったので、ここ数日聴いてたんですけど(ショパンのCDはあまり持ってないのですが、さすがに幻想即興曲ぐらいの曲なら探せばどこかに入ってるでしょーと探してたんですが、結局見つけたのはこの1つだけ。こんなにメジャーな曲なのに! と逆にびっくり) やっぱりそういう揺らぎがあるんですね。アシュケナージの演奏はとても自然な感じなんですけど、よく聴いてみると、するっと息を抜いたようなところとか、ほんの少し間をおいたところとか、同じように16分音符が連なっていても、その16分音符1つ1つの長さは微妙に違っていたりとか。結局のところ、そういう楽譜に書かれていない細かいことがいっぱい積み重なって、ショパンらしさを作り上げてるんでしょうね。
ということで、今回の課題はその辺りです。色んな表現方法を教えていただいたので、この曲らしく聞こえるように、色々試してみようと思います。

それと今回はラスボスのコーダ部分の攻略方法もいくつか教えていただいたので、そちらもいろいろやってみようと思ってます。指がなかなか目指す位置に跳んでくれないんですけど、結局のところ和音で捉えるというのが一番いいのかもしれないな。
今日は「かなり弾けるようになったわね!」と褒めていただいたので嬉しい♪ 次回こそ仕上げていけるように頑張ります。

ええと、フランス組曲4番のアルマンドとクーラントも弾いたことは弾いたんですけど、私自身、幻想即興曲からの切り替えがあまり上手くできなかったので、こちらは次回のレッスンに持ち越しです。次回のレッスンは2週間後~。

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