2012年06月23日

ルネッサンスの宗教曲

Category : 音楽的催事 

hemelsa今回は検索して辿りつかれたら困るので、具体的な団体名や曲目を書きません… 右側のパンフレットをクリックすると別画面で大きくなるので、それで見てみてくださいねー。

ということで、アカペラの合唱を聴きに行ってきました。
3部構成で、第1部のテーマは「祈り」。第2部はイギリスの歌。16世紀にイタリアで発達した多声世俗歌曲「マドリガーレ」がイギリスに伝わって独自の発展をみせたもの。そして第3部ではまた「祈り」に戻ってきます。

いやもうなんて美しい! これはもう天上の歌声ですね。ソプラノ2名、アルト4名、テノール2名、バス4名。低いパートがとても効いていてすごく素敵。…というのは、私が元々男性の低いパートが好きだというのも大きいんですけど…(笑) 本当に天鵞絨のような滑らかさ。合唱といえばウィーン少年合唱団が有名ですが、あんな風に見た目も天使のような少年たちが美しい歌声を聴かせてくれるのは、よく似合っていて、なんというか全然違和感がないと思うんです。でもこちらはごくごく普通の見かけの方々。日本人。熟年率高し。それだけに、歌声の美しさとのギャップが大きくてもうびっくり。(というのはなにげに失礼ですかね… すみません)

プログラムで一番印象に残ったのは、宗教曲。第2部のイギリスの歌も軽快で可愛らしくて(でも歌詞にはちょっとした含みがあってにやり)楽しかったんですけどね。やっぱり好きだったのは宗教曲。元々好きなんです。特にアヴェマリア。今回、7曲のアヴェマリアがありました。若干の違いはあるものの、基本的には同じような歌詞です。

これが基本の歌詞。「天使祝詞」と呼ばれる祈りの言葉です。

   Ave Maria, gratia plena,
   Dominus tecum,
   benedicta tu in mulieribus,
   et benedictus fructus ventris tui Jesus.
   Sancta Maria mater Dei,
   ora pro nobis peccatoribus,
   nunc, et in hora mortis nostrae.
   Amen.

   めでたし聖寵充ち満てるマリア
   主御身とともにまします
   御身は女のうちにて祝せられ
   御胎内の御子イエズスも祝せられたもう。
   天主の御母聖マリア
   罪人なるわれらのために
   今も臨終のときも祈りたまえ
   アーメン

この祈りの言葉に、古今東西多くの作曲家たちが曲をつけてます。アヴェマリアといえば、シューベルトやグノーの曲も有名ですよね。シューベルトの場合は、この言葉からの作曲ではなくて、イギリスの詩人・ウォルター・スコットの長編詩「湖上の美人」(大好き♪)から作られた曲なので、また違うのですが、グノーの「アヴェマリア」の歌詞はこれです。同じように宗教的な意味合いを持つ13世紀の詩「スターバト・マーテル」には600人以上の作曲家が曲をつけたと言われているそうですが、こちらは一体何曲ぐらいあるんでしょうね。

作曲家が違えば曲が違ってくるのはもちろんなんですけど、やっぱり本当に全然違っていて、いろんなアヴェマリアが聴けたのがとても楽しかったです。特に良かったのは、8声のアヴェマリアかな。声部が増えるとそれだけなにか広がる気がしますね。歌う方にしたら音をとるのが大変そうな気がしますが~。

YouTubeで見つけてきました。こんな曲。

   

ということで、また公演がある時はぜひ行きたいなという団体さんでした。素敵だったな~☆

Comments (2)

  1. アリアさん、こんばんは。

    ずっと昔、合唱曲のCDを集めていた時期があったので、それほど凝りはしませんでしたが、アカペラのも持ってます。
    キングズ・シンガーズやタリス・スコラーズとかの昔から有名なグループや、新しく出てきたシャンティクリアとか、いろいろ聴きました。
    タリス・スコラーズは女声も入っているので、高音部が綺麗ですね。
    ソプラノが好きなので、男声だけのアンサンブルよりも、女声が入っている方が好みとしては聴きやすいです。

    8声のアヴェ・マリアは、声部の重なりに厚みがあって、透明感がやや低くなりますが、ずっとポリフォニックに聴こえる気がします。
    中世のアヴェ・マリアだと、バードがわりと好きですが、たぶんバードはアヴェ・ヴェルム・コルプスの方が有名でしょう。
    これはアカペラ曲のなかで一番気にいっています。

    そういえば、毎年7月頃に宝塚のベガホールで国際室内合唱コンクールをしてますね。
    知人のアカペラグループが入賞者の常連なので、昔何度か聴きに行きました。セミプロ級の団体も出場してます。
    コンクールは朝から夕方の審査結果発表まで1日がかりで、レベルのばらつきもあって、最後まで聴くのはかなり体力いります。
    自分で歌う人ならいろいろ楽しめるのでしょうが、リスナー専門の私には、翌日の入賞者コンサートだけ聴くので充分かなと。

    ベガホールは清荒神駅にあるので、休憩時間に坂道の参詣道を歩いたり、甘味処であんみつ食べたりと、ちょっとした遠足気分で散策できるのが良い場所ですね。

  2. アリア

    yoshimiさん、こんにちは。

    なんと合唱曲のCDを集めてらしたことがあったとはー。
    yoshimiさんは歌物は全てスルーなのかと思ってました。
    苦手だと仰ってたのはオペラ系で、実は合唱はお好きだったのですね。
    …だとしたら一緒です。^^
    キングズ・シンガーズやタリス・スコラーズも素敵ですよね。
    キングズ・シンガーズは、正統派の合唱グループだし
    タリス・スコラーズは、ほんと楽しいし☆
    とは言っても、私の場合はCDとしてはほとんど持ってないのですが…
    (キングズ・シンガーズやタリス・スコラーズも持ってなくて)
    あ、シャンティクリアは2枚持ってます。
    グレゴリオ聖歌のとジョスカン・デ・プレの曲のと。
    あとはセクエンツィアのヒルデガルド・フォン・ビンゲンぐらいですかねえ。
    ヒルデガルド・フォン・ビンゲンは種村季弘の本も読みましたよー。面白かったです。

    yoshimiさんはソプラノがお好きなのですね。
    私は基本的に女性の声よりも男性の声の方が好きなんです。
    それもできれば低い方が~♪

    バードのアヴェ・ヴェルム・コルプスは本当にとても素敵な曲ですね。
    アヴェマリアの方はまだ聴いたことがないと思うので、探してみます!

    宝塚国際室内合唱コンクールですね。
    私が聴きに行った団体も、ここ数年は出場していないようですが
    以前は毎年のように出場して、何度か入賞したみたいです。
    とは言っても、総合ではなくてルネサンス・バロック部門での入賞かな?
    1日コンクールで聴き続けるのは、確かに体力がいりそうですね~。
    私も入賞者コンサートだけで十分だな…
    もしくはルネサンス・バロック部門だけなら楽しいかも。

    清荒神の参道は楽しいですね。
    清荒神もベガホールもずっと行ってないのですが
    中学・高校時代はその辺りに住んでいたので、懐かしいです。^^

Copyright© 2008-2012 Aria, all rights reserved * Powerd by WordPress