2012年07月21日

「ユーゲントアルバム」伊藤恵

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伊藤恵さんの「シューマニアーナ10」。伊藤恵さんは「シューマニアーナ」と題してシューマンのピアノ曲の全曲録音をしてらっしゃる方。その10枚目には、「ユーゲントアルバム」の全43曲と、出版の時に除かれたというWoO.30の8曲が収められています。

「ユーゲントアルバム」は、そもそもシューマンが長女マリーの7才の誕生日のために書き始めた曲集。当初は「クリスマス・アルバム」というタイトルだったのが、その後、曲が増えて現在の形になった時に「ユーゲントアルバム(こどものためのアルバム)」というタイトルになったようです。(どうやらマリーへのプレゼントは最初の7曲だったみたいですね)
「メロディ」や「兵士の行進」「楽しき農夫」といった曲を子供の頃に弾いた、という方も多いはず。

でも単なる子供の曲と侮るなかれ! どの曲も短いしそれほどの難易度ではないんですけど、さすがシューマン、奥が深いんです!(というのは先生の受け売りですが)
そしてそんな曲をきちんとプロのピアニストさんが弾くと、これがまた素敵なんですねえ。大人も十分楽しめる曲集となっています。(同じく初級者用教材とされているブルグミュラーの25の練習曲も、プロのピアニストさんの演奏で聴くと素敵でしょうねえ。エッシェンバッハさんが弾いてらっしゃるのが聴いてみたい)
今まで何人かのピアニストさんの演奏で「ユーゲントアルバム」を聴きましたが、私は伊藤恵さんの演奏が断然好きでした。曲のいろんな情景が、聴いていてすとんと入ってくる感じ。今まであまりピンときてなかった曲も、どんどん素敵に聴こえてきましたよ! シューマニアーナの他のCDも聴いてみたいですねえ。でも全部で13枚もあるんですよー。ボックスで販売してくれたらいいのに。(無理)
今度リサイタルがあったら行ってみたいな。(その時はやっぱりシューマン希望)

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伊藤恵(いとう けい 1959- )
  桐朋女子高等学校、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー国立音楽大学で学ぶ。
  エピナール国際コンクール、J.S.バッハ国際音楽コンクール、ロン=ティボー国際音楽コンクールなどに入賞。
  1983年、ミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノ部門で優勝し、ミュンヘンでデビュー。
  シューマンを非常に愛好し、1987年から2007年にかけてシューマンの全ピアノ作品の録音をしている。
  現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。



2009年05月08日

「子供の情景」ホロヴィッツ

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ホロヴィッツの「ウラディミール・ホロヴィッツの芸術」。ショパン、スクリャービン、スカルラッティ、シューベルト、ラフマニノフ、リスト、ベートーヴェン、ワーグナー、クレメンティといった作曲家たちの曲が収められている3枚組です。シューマンは「アラベスク」「子供の情景」「クララ・ヴィークの主題による変奏曲」の3作。
ホロヴィッツについては噂を聞くばかりで奇抜な演奏をするイメージしか持っていなかったのですが、このCDに収められている「子供の情景」は優しくて暖か。静かに包み込んでくれるようで、こんなに素敵な演奏をするピアニストだったのかと驚きました。

ホロヴィッツ演奏のシューマンの曲だけのCDならこちら。「トッカータ 作品7」「子供の情景」「クライスレリアーナ」「アラベスク」「花の歌」が収められている「シューマン:子供の情景」。録音は上のCDと一緒なのかしら?

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ウラディミール・ホロヴィッツ(Vladimir Samoilovich Horowitz 1903-1989)
  ウクライナに生まれ、主にアメリカで活躍したピアニスト。
  ショパン、リスト、シューマン、ラフマニノフなどのロマン派の作品で有名だが
  実際のレパートリーとしては、古典から近現代の作曲まで非常に幅広い。
  1960年代~1970年代前半に録音したショパン、シューマン、ラフマニノフ、
  スカルラッティなどのCDは、現在でも最高の名盤に数えられている。

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「エチュード」ホロヴィッツ



2009年04月17日

「子供の情景」ハイドシェック

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エリック・ハイドシェックの「ハイドシェック:シューマン「子供の情景 Op.15」、ドビュッシー「子供の領分」 他」です。
シューマン「子供の情景」、ドビュッシー「子供の領分」、クープラン「フランス人気質またはドミノ」、サティ「ジムノペディ」、ラヴェル「マ・メール・ロワ」が収められたCD。どの曲も、さりげなさと優しさに満ちているようで、1つ1つの音の響きが美しいです。ハイドシェックといえば、私の中ではベートーヴェンのイメージが強かったのですが、フランス物もいいですね。この曲は本来こういう風に演奏されるべきなんだろうな、なんてことを思わせる演奏。これは1つの頂点を極めた人の、いい意味で肩の力の抜けた演奏と言えるのかも。
でも本当は「子供の情景」目当てだったのに、「子供の領分」の方が気に入ってるのは内緒です。(笑)

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エリック・ハイドシェック(Éric Heidsieck 1936- )
  フランスのピアニスト。
  アルフレッド・コルトーの勧めで6歳で本格的にピアノを始めたコルトーの愛弟子の1人。
  ベートーヴェンとモーツァルトの個性的だがスタイリッシュな解釈に定評がある。
  その他のレパートリーはショパン、ブラームス、シューベルト、ドビュッシー、フォーレ、
  ヘンデル、シューマン、ラヴェルなど。

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「子供の領分」ハイドシェック



2009年03月14日

「子供の情景」アシュケナージ

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ウラジミール・アシュケナージ「子供の情景/シューマン : ピアノ名曲集」。
「子供の情景」「謝肉祭」「アラベスク」「幻想小曲集」から「夕べに」「飛翔」「なぜに」の3曲、「花の曲」が収められています。アシュケナージらしい華やかでエレガントな演奏で、「子供の情景」も他の曲もとても素敵。ただ、録音レベルが低いのか、なぜか音が小さいのが気になりますが。

アシュケナージの弾くシューマンは大好き。↓これもお勧めです。7枚組の輸入版のボックス。全曲ではありませんが、かなりの曲が録音されています。私が特に好きなのは、アシュケナージが弾く「ウィーン謝肉祭の道化」。幸せな気分になれます♪ それが入ってる日本語盤は右のものです。

 

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ウラジミール・アシュケナージ(Vladimir Davidovich Ashkenazy 1937- )
  ソヴィエト連邦出身のピアニスト・指揮者。(後に亡命)
  6歳でピアノを始め、2年後にはモスクワでデビュー。
  1955年、ショパン国際ピアノコンクールで2位。
  1956年、エリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝。
  1962年、チャイコフスキー国際コンクールで優勝。(同1位 ジョン・オグドン)
  レパートリーは、有名クラシックピアノ曲のほとんどを網羅するほど非常に幅広い。

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「エチュード」アシュケナージ



2009年02月27日

「子供の情景」アラウ

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クラウディオ・アラウ「シューマン:子供の情景」。「子供の情景」と「クライスレリアーナ」「森の情景」が収められています。
1000円の廉価盤だったので、あまり期待せず買ったのですが、思ったよりもずっと良かったです。演奏に変な癖がなく、嫌味なく聴ける演奏。派手さはないのですが、真摯で堅実。聴きこんでいくうちに、どんどん味わいが出てくるような… 学習者にとっては、とても参考になる演奏だと思います。

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クラウディオ・アラウ(Claudio Arrau 1903-1991)
  アメリカを中心に活躍したチリ生まれのピアニスト。
  5歳で初リサイタル、8歳で奨学金を受けてベルリンに留学。
  1914年、11歳でデビュー。大指揮者と共演し、名声を確立。
  1927年、ジュネーヴ国際コンクールで優勝。
  1941年、カーネギー・ホールにデビュー、本拠地をアメリカに移す。
  主なレパートリーは、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ショパンなど。



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