2009年02月13日

「子供の情景」アルゲリッチ

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マルタ・アルゲリッチの「シューマン:子供の情景」。一緒に収録されているのは「クライスレリアーナ」。
大胆で奔放なイメージの強いアルゲリッチですが、この「子供の情景」では、母のような包み込むような優しさと温かさにあふれていて、慈愛に満ちた母そのもの。アルゲリッチのまた違う一面を見せてくれるようです。情熱的な恋愛のイメージの強いアルゲリッチですが、いったん家に帰れば、優しいお母さんだったのでしょうね。そして「クライスレリアーナ」。ケンプの演奏は私の好みよりも穏やかで少し物足りなかったのですが、アルゲリッチの演奏は打って変わって大胆で情熱的。華やかさもたっぷりで、とても素敵です。

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マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich 1941年- )
  アルゼンチンのブエノスアイレス出身のピアニスト。
  8歳の時に、公開の場でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15を演奏。
  1957年、ブゾーニ国際ピアノコンクールで優勝。
  1965年、ショパン国際ピアノコンクールで優勝。
  ソロやピアノ協奏曲の演奏を数多くこなすが、後に室内楽に傾倒していく。
  レパートリーはバロック音楽から古典派、ロマン派、印象派、現代音楽までと非常に幅広い。



2009年01月16日

「子供の情景」ケンプ

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ヴィルヘルム・ケンプの「シューマン:謝肉祭」。「謝肉祭」「子供の情景」「クライスレリアーナ」が収められたCDです。
ケンプ晩年の録音というだけあり、とても味わい深い演奏。「子供の情景」に関しては、おじいちゃんが小さな孫を優しく見守っているような温かさが感じられます。実際「子供の情景」は子供のための練習曲ではなく、「子供心を描いた、大人のための作品」だそうなので、それが本来の姿なのでしょうね。ただ、CD全体的に少し年齢を感じさせてしまうところが難点でしょうか。例えば謝肉祭の終曲「ペリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進」では、演奏が若干ツラそうに思えてしまいますし、「クライスレリアーナ」は、本当ならもっと情熱を感じさせる演奏を聴きたいところ… とはいえ、ケンプはとても好きなピアニストです。

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収録されているのは、「パピヨン(蝶々)」「ダヴィッド同盟舞曲集」「謝肉祭」「交響的練習曲」「子供の情景」「クライスレリアーナ」「幻想曲 ハ長調」「アラベスク」「フモレスケ」「ノヴェレッテ」「ピアノソナタ第2番ト短調」「4つの夜の曲」「3つのロマンス」「森の情景」。
シューマン全曲が入っているのではないのが惜しいのですが。

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ヴィルヘルム・ケンプ(Wilhelm Kempff 1895-1991)
  ドイツを代表するピアニスト。
  主なレパートリーはバッハからブラームスにいたるドイツ古典派、ロマン派の作品。
  特にベートーヴェン、そしてシューベルトやシューマンの名演奏で有名。
  作曲も行い、バッハの作品のピアノ編曲でもよく知られている。

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